
仕様上は、BiscuitとWebCatalog Desktopはよく似ています。どちらもmacOS、Windows、Linuxに対応し、複数のアカウントに同時にログインした状態を維持でき、仕事やプライベート、プロジェクトごとにウェブアプリをまとめられます。さらに、どちらも広告ブロッカーとクラウド同期を備えています。
違いがわかるのは、2台のモニターを使ったときです。Biscuitでは、ワークスペースを1つのウィンドウ内にまとめ、サイドバーで切り替えます。一方、WebCatalog Desktopでは、クライアントやプロジェクトごとに専用のスペースを作成できます。スペースはそれぞれ独立したウィンドウなので、好きな場所に配置でき、どのアプリも単独で実行できます。
ひと目でわかる比較
| WebCatalog Desktop | Biscuit | |
|---|---|---|
| 概要 | ウェブアプリをデスクトップアプリ化し、スペースに整理 | ウェブアプリとタブをまとめるワークスペースアプリ |
| アプリの整理 | スペースごとに独立したウィンドウを持ち、内部にフォルダーを作成可能 | ワークスペースとプロジェクトを1つのウィンドウに集約 |
| 複数アカウント | 同じサービスの全アカウントを1つのアプリ内に並べ、アカウントごとに独立したセッションを維持 | ワークスペースまたはアプリごとにセッションを分離 |
| 単独で動作するアプリ | どのアプリも単独で実行でき、Dockやタスクバーに専用アイコンを表示 | アプリはBiscuitのウィンドウ内で動作 |
| 通知 | アカウントごと、およびDockやタスクバーに未読バッジを表示。アカウントごとにミュート可能 | アプリごとに通知のオン・オフを設定可能 |
| プライバシー | 広告・トラッカーブロッカー、Touch ID対応のアプリロック、アカウントごとのプロキシ設定 | 広告ブロッカーを内蔵 |
| チーム | スペースを共有可能。ログイン情報は各コンピューターに保持 | 公式サイトに記載なし |
WebCatalog Desktopとは?
WebCatalog Desktopはウェブアプリをデスクトップアプリに変換し、2通りの方法で整理できます。クライアントやプロジェクトに必要なものを1つのウィンドウにまとめる「スペース」と、専用アイコンを持つ単独のデスクトップアプリです。各スペース自体が1つのアプリなので、個別に開いたり閉じたり、画面上に配置したりできます。
Biscuitとは?
Biscuitは、ウェブアプリやタブを、仕事用・プライベート用などのワークスペースや、関連するアプリをまとめたプロジェクトに整理するデスクトップアプリです。ワークスペースまたはアプリごとにセッションを分離し、アプリごとに通知のオン・オフを設定できます。また、バージョン2.0からは広告ブロッカーとクラウド同期も搭載しています。
1. 2つのクライアントを、2つの画面で
あなたが代理店のアカウントマネージャーで、今週は2社のクライアントを担当しているとしましょう。それぞれが専用のAsana、HubSpot、Notionを使っています。
Biscuitでは、両クライアントの作業を1つのウィンドウで行います。サイドバーでワークスペースを切り替えると、ウィンドウ内のアプリが一方のクライアント用からもう一方のクライアント用に入れ替わります。
WebCatalog Desktopでは、「クライアントA」と「クライアントB」は別々のスペースとなり、それぞれにDockやタスクバーの専用アイコンと、専用のグローバルキーボードショートカットが割り当てられます。クライアントAのスペースをノートパソコンの画面に、クライアントBのスペースを外部モニターに置けば、合同のオンライン会議中も両方を表示しておけます。プロジェクトが終了したら、スペースを閉じるだけで作業画面から片付けられます。各スペース内では、フォルダーを使ってサイドバーをコンパクトに整理でき、CmdまたはCtrlと数字キーでアプリを切り替えられます。
2. 同じサービスの全アカウントをひとまとめに
Biscuitではワークスペースまたはアプリごとにセッションを分離するため、同じサービスのアカウントを2つ使う場合は、別々に管理することになります。
WebCatalog Desktopでは、同じサービスで使っているすべてのアカウントを1つのアプリにまとめられます。各アカウントは独立したセッションを持ち、すべてにログインした状態を維持できます。代理店用とクライアント用のHubSpotアカウントを同じサイドバーに並べ、それぞれの未読バッジを確認できます。Biscuitでは通知のオン・オフをアプリ単位で設定するのに対し、WebCatalog Desktopではアカウント単位で設定できます。ほかのアカウントには影響を与えず、特定のアカウントだけ通知、通知音、バッジを無効にできます。
3. 広告ブロックだけにとどまらない機能
どちらのアプリも広告をブロックします。WebCatalog Desktopのブロッカーはトラッカーも遮断します。さらに、パスワード、またはMacのTouch IDで解除するアプリロックを備えているため、席を離れたときにクライアントのデータが表示されたままになるのを防げます。プロキシはアプリ単位またはアカウント単位で設定でき、1Password、Bitwarden、LastPassはすべてのアプリ内で利用できます。
4. 単独で使えるアプリ
カレンダーやAIアシスタントは、特定のクライアントだけに使うものではありません。WebCatalog Desktopでは、65,000以上のアプリを収録したカタログから、こうしたアプリを単独で実行できます。それぞれに専用のウィンドウとアイコンがあり、単独で動作するアプリをデフォルトのメールクライアントやカレンダーアプリに設定することもできます。
5. チームで共有
同僚がクライアントAの担当に加わったとき、追加すべきアプリを一つひとつ説明する必要はありません。共有スペースを使えば、全員が同じアプリとアカウントの一覧を利用でき、ログイン情報と閲覧データは各自のコンピューターに保持されます。
どちらを選ぶべき?
すべてのワークスペースを1つのウィンドウ内に収め、サイドバーで切り替えたいという明確な希望があるなら、Biscuitは適した選択肢です。
複数のクライアントを同時に担当するなら、WebCatalog Desktopのほうが有力な選択肢です。次のような方に適しています。
- 2社のクライアントの作業画面を、別々の画面で同時に開いておきたい
- 同じサービスに複数のアカウントを持っていて、1つの一覧にまとめたい
- アプリロックとトラッカーブロックでクライアントのデータを保護したい
- チームメンバーが同じアプリ一式を使い始められるようにしたい
クライアントごとに専用のウィンドウを用意したいなら、WebCatalog Desktopをお試しください。


